Coppelius - Zinnober

Coppelius - Zinnober
[2010]/Deutschland


舞台は19世紀ドイツ。
ドイツロマン主義を受け継ぐ6人の紳士が奏でる音楽。
と、バンドホームページにいくと日本人ドラマーの信様が日本語で解説してくれる。
http://www.coppelius.eu/eingangshalle.html

こんな良いバンドに日本人がいてとても嬉しい。
ドイツ=ダモ鈴木の方程式は崩れた。
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クラリネットやチェロをリードギター替わりに、紳士たちがメタルを奏でてくれる。
むしろエレキギターで演奏するメタルより泥臭さはなく、
その代わり高貴さと不気味さと不安さがあってかっこいい。

バンドはクラリネット×2とチェロ、コントラバス、ドラム、
召使(!)と編成は通常のバンドと異なる。

↓のメンバー紹介を見ればわかるとおり、ヴォーカルとクラリネットの
2つの役割を担っているメンバーがいる。

その際に活躍するのが召使(執事?)。
彼は実に良いタイミングでクラリネットをボーカルにさしだしたり、
激しくヘッドバンする紳士たちの頭から落ちるトレードマークの
シルクハットを落ち着いて拾い上げ、そっと被せ直す。
そして彼はボーカルとしても活躍できるマルチな存在のようだ。

「コペリウスでの特別な役割というと
彼の特異な能力を使って軟膏やチンキ剤を発明し
バンドのメンバーの年齢を覆い繕うことがそのひとつ。」
とあるので特殊メイク担当?
コンセプトも徹底しているし(HPとか含め)、執事もいるし(?)、
日本のメタラーにも受けるはず!

HPにはメンバー6人のそれぞれの部屋があるので、
エピソードを読むのもおもしろい。
信様の海外あるあるエピソードやメンバーの特徴が、
まるで歴史書のような文体で書かれている。

●Members
・MAX COPPELLA(マックス・コペラ) - Klarinet,Vocals
・Le Comte CASPER(ルコンテパスカル) - Klarinet,Vocals
・Nobusama(信様)          - Drums
・Graf Lindorf(リンドルフ伯爵) - Cello,Vocals
・Sissy Voss (ジシー・フォス) - Double Bass
・Bastille(バスティーユ) - Butler,Vocals,Drums,Refleshment,Correspondence, Duties of daily life
(バンドの執事。http://www.coppelius.eu/bastille_jp.html

◆#5 Risiko  ※ドイツ語でリスクの意。
ビクトリア朝時代感満載のPV。
お気に入りの1曲。信様がセグウェイで駆け抜けるシーンは必見。


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Coppelius - Zinnober
Favorite Track / #2,5,7
1, Intro
2, Diener 5er Herren
3, Der Handschuh
4, I Told You So
5, Risiko
6, Gumbagubanga
7, Damen
8, Der Feuerwehrmann
9, Nachtwache
10, Stetig Fromm
11, Klein Zaches
12, Ein Automat
13, Vergessen
14, Genghis Khan
15, Coppelius Hilft!
16, Ade Mein Lieb