ハロウィンとケルトとNolwenn Leroy

古代ケルト人の新年は11月1日で「All Hallows Day(聖人を尊ぶ日)」でもあった。

 全ての聖人に祈りを捧げる日である。

 

この前日、10月31日はAll Hallows Eve(聖人祝祭前夜)と呼ばれ、

古代ケルト人にとっての大晦日でもあり

最終日だし悪い霊や精霊が大暴れすると考えられていた。

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 そこで翌年の収穫を祝うのと同時に悪い霊を追い払う日となり、
いつしかハローズイヴがなまって「ハロウィン」と呼ばれるようになった。

ちなみに11月2日は死者の日。
全ての聖人を祝福した翌日、全ての死者へ祈りを捧げる。

 

そういえばケルト文化ってアイルランド、ウェールズ、
スコットランドあたりの人々を想像するけど、
実はフランスのブルターニュ辺りもケルト文化が残っている。ガリア(ゲール)とか。
(ブルターニュはブリテンのフランス語読み)


建造物や風景もアイルランドに似ているらしい。(フランス在住の友人談)
一度見てみたいな。

そういえばブルターニュ出身の歌手のNolwenn Leroyは
ケルト音楽路線。

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彼女は英語、フランス語、ブルトン語、さらにゲール語で歌う。


印象深いのは「Bretonne」というアルバム。
1曲目のTri Martolodはブルトン語で"Three sailors"の意味。
曲は18世紀の伝統ブルトンソング。

歌詞は1970年に後づけされたものだけど、
3人の船乗りがニューファウンドランド(Vinland)を
目指すロマン溢れる歌詞。

youtu.be

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Nolwenn Leroy - Bretonne   (2012)[France]

  1. "Tri Martolod"
  2. "La Jument de Michao"
  3. "Suite Sudarmoricaine"
  4. "Greensleeves"
  5. "Brest"
  6. "Bro Gozh ma Zadoù"
  7. "Mná na h-Éireann"
  8. "Ma Bretagne quand elle pleut"
  9. "Je ne serai jamais ta Parisienne"
  10. "Karantez Vro"
  11. "Le Bagad de Lann-Bihoué"
  12. "Dans les prisons de Nantes"
  13. "Rentrer en Bretagne"
  14. "Sunday Bloody Sunday"