Scotland(UK) - Edinburg - Royal Mile -心臓の石
Scotland(UK) - Edinburg - Royal Mile ロイヤルマイル
<Heart of Midlothian - ミドロジアンの心臓>
聖ジャイルズ大聖堂脇の歩道にあるこのハート型は、
400年以上この場所にあった旧市庁舎「トルブース(Old Tolbooth)」の入口跡。
1817年に解体されるまで重要な役割を果たしていた。
なぜならトルブースは、納税窓口であり、会議所、裁判所、刑務所、
さらには公開処刑場でもあったのだ。当時はこの建物の前に、
「心臓のような形の石」が置いてあったらしく、このモチーフの由来はそこからか。
「ミドロジアン(Midlothian)」というのは、
エディンバラの旧名である。
「ロジアン」はエディンバラ地方のことで、
その中央を意味する「ミッド」と合わせて
エディンバラを指す言葉「ミドロジアン(Midlothian)」となった。
そういえば、エディンバラの市バスも
「Lothian BUS(ロジアンバス)」って名前だ。
このモザイクハートに唾(つば)を吐きかけ、ハートの真ん中に唾が
命中すると幸せになれるという言い伝えがある。
しかし、私の訪れた時期は「ミリタリータトゥー」や「Fringe(世界最大の芸術祭)」というエディンバラ最大のお祭りの最中。
ミドロジアンの心臓の上には、ビラ配りのお兄さん
などが立っていた上に、観光客に見向きもされておらず
探すのが大変であった。
「不気味な雰囲気、血なまぐさいエピソード」が売りであるはずの
エディンバラだが、全然お化けとかいなそうな感じであった。